NEVERLAND

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2018.3.31にナムラホールにて行われたイベントNEVERLAND。

 

オープン前から長蛇の列を作り、誰もが熱を溜め込んだ状態からのスタートだった。

 

心地よい三線の音と軽快なラップが印象的なウルトラマイクや、那覇市のクラブJAILtoGRIDで行われたJ MIC BATTLE vol.4で見事優勝を果たし、NEVERLANDへの切符を手にした雷などが会場を盛り上げた。

 

DJ陣が会場を温めた後はOZworld(R'kuma)、terryといった人気アーティストの出演によってさらに会場の熱は更にヒートアップ。

 

その後、沖縄のヒップホップシーンにとって欠かせない存在のCHOUJIやNAGAHIDE、LEOが参戦。何年も前から歌い続け、人々にヒップホップを伝えてきた彼らがいるからこそ、今の沖縄のヒップホップが存在するのだろう。

 

その後、イベント出演者の中で唯一のレゲエアーティスト、mionがが登場したことによって、ジャンルレスなイベント。

ヒップホップとレゲエ両方のアーティストが出演するイベントが、今後増えることを期待したい。

 

YENTOWN

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勢いが止まらず、その名を世に広め続けているYENTOWN。

AwichとkZmが登場し会場の熱は最上級に。
2人の存在感に圧倒されていたのは束の間、kojoeとのフューチャリング曲boSS Run Demのバースをそれぞれ熱唱しスタートから会場を熱くさせた。

徐々にボルテージを上げていくkZmのバースは唯一無二のかっこよさだ。

その後UP IN SMOKEでYENTOWNのMONYとPETZが登場。
シラフでありながらアルコールを体内に入れたような気持ち良さを感じさせた。

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MONYとkZmが客席に降り、モッシュピットが行われるという前代未聞の展開に。最初から最後まで客席を賑わせた。

 

604

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一人ひとりの個性が強く輝いている604。
唾奇をはじめ、MAVELやMuKuRoなど、それぞれのスタイルが絡み合って絶妙な格好良さを放っているHIPHOP集団だ。

 

沖縄のHIPHOPシーンを熱くさせているのは604がいるからだといえるだろう

特に観客の心をがっしり掴んだのは、唾奇の1バース。ビートなしのソロを歌い始めると、会場は一気に静まり返った。

唾奇の口から発せられる「大丈夫」は、力強く、会場にいる人たちの心を癒し、勇気付けたに違いない。

 

筆者は沖縄で生まれ育ってきたことで、沖縄のHIPHOPに特別な感情を抱いている部分があるかもしれない。しかし、沖縄を超え日本中の人々から多くの支持を集めていることから、唾奇というアーティストが持つ力がわかるだろう。

 

独特な雰囲気、革新的なセンスに加えて仲間に対する愛を人一倍持っている唾奇だからこそ、人の心を動かせる曲が歌えるのだと思う。

 

今後どんな曲を作り、活躍して行くのか目が離せない。

 

SALU

その後は沖縄に何度か訪れているSALUが登場。「WALK THIS WAY」や「InMyLife」など、数々の曲で会場を沸かせた。独特の話し方で観客を惹きつけたと思ったら、沖縄に来ると沢山お酒を飲まされるという面白エピソードを話してくれた。

 

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CREAM

最後のトリを飾ったのはCREAM。
女性、男性両方から多くの支持を得ているアーティストだ。1つのジャンルにとどまらず、枠を超えたニュージャンルの音楽が新鮮。Staxx Tの卓越したラップとMinamiの透き通った声からなる歌は、ファンではない人の心まで掴んだだろう。
また、歌だけではなくハイセンスな2人のファッションにも注目。ファッション誌にて専属モデルを務めた経験のあるStaxx Tは、他とは一線を画すハイセンスなファッションを身にまとっていた。

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